@狛江市内39カ所(調布−2、世田谷-1含む)での月1回の継続的な放射能測定 (毎月15日に近い木曜日の午前中を基準) A市民の方の要望に応じた地点での計測 (適宜) B原発とその廃止に関連するあらゆる疑問の勉強会(討論と講演会など) |
狛江の放射能を測る会の活動
狛江の放射能を測る会について(2012-2013)
2012年2月24日に会の目的を申し合わせてスタートした。
目 的
原発の廃止を目指した勉強会。
地域の放射能測定などの経験・実践と行政への働きかけ。
当面、廃止に向けた行動は各個人に任せる。
活動として講演会(学習会)や声明、団体署名など。
1000万人署名は積極的に実施する。
経験に学びながら、議論しながら進める。
少数でも息長く活動する。
昨年の主な活動(2012年)
1.狛江市内の放射能測定
測定器PA-1000(堀場) γ線量計 0.001〜9.999μSv/h
測定時間1分 5回平均/1箇所 3台
測定器の確かさの確認:電研測定器と同時計測、
±0.01μSv/hで一致。
1-1 狛江地域39カ所の定点観測
月に1回。雨天順延。測定高1m。主に学校・保育園の門前、公園、駅。実施に当たり、市の各担当部に「狛江市内の放射能測定について」を説明し、理解を得た。
1-2 市民の要望に応じた測定
@多摩川沿い、野川沿いの測定(3月、7月、2013年2月)
A谷戸橋・ハイタウン、とんぼ池公園・狛江団地、農園。
駒井・猪方地域の公園・農園、
その他(喜多見駅、郡山市など)
2.被災地の調査と交流
4月2日〜4日、いわき市を訪問、島田栄二郎氏(元気象庁)、伊東達也氏(原発問題住民運動全国連絡センター代表委員)から、いわき市の地震・津波被災状況の案内を受け、また、原発事故当時の緊迫した事態、現地の原発反対運動などについて話を聴く。
翌日は吉田恵美子氏(NPO「ザ・ピープル」代表)から被災者支援活動の状況を聴き、避難所の見学と市民放射能測定室「たらちね」に案内していただいた。福島では福島大学副学長の渡邊明先生と旅館で会食しながら、福島大学での深刻な放射に対する父母の不安への対応、除染などの放射能対策など、激務の1年を聴いた。
福島市といわき市を南北に抜ける399号線沿いの放射測定を実施した。飯舘村から浪江町に入った付近で、線量計が振り切れた。
3.講演会の開催
8月11日(土)に「福島第一原発事故とこれからの電力エネルギー」と題して、当会の増田善信氏が講演した。事故は人災であること、原発は地震や津波に弱いこと、放射能被害の拡散と人体への影響、除染方法、使用済み核燃料の問題など、「人類は核と共存できない、廃炉以外には無い」と主張。原発の変わりに省エネと自然エネ利用で日本の電力は賄えることを示した。
4.市長候補への公開質問と放射能対策を求めて
@6月の市長選では両候補者に公開質問状を出し、回答を得た。
A市長に、回答の実行を求めて申入書を提出、市長会談を行ったが、いまだに「脱原発をめざす首長会議に参加する」との公約を実行していない。
B市の放射能対策として、学校・保育園給食の恒常的な放射能検査などのために、食材放射能検査器の購入を申し入れた。しかし、12月補正予算でも、2013年度予算でも計上されなかった。2013年度では月1回の検査として外部委託による検査費が計上されている。
C食材検査器の調査に世田谷保健所を見学した。
5.その他
・月一度の定例会にて、学習。現在は内部被曝問題が中心になっている。
・1000万人署名運動、市への陳情署名運動、他団体イベント参加。
・脱原発集会、官邸前抗議行動に適宜参加。
・狛江市内の他団体との情報交換・交流(KOMAEnoKODOMOや「野菜を測るプロジェクト」)
以上